top of page

エサレン®ボディーワークとは

 

こういわれることもめずらしくはありません。

「今まで受けたなかで最も素晴しいトリートメントです」と。

 

エサレンボディーワークは、全裸になって受けていただく、頭からつま先までの全身オイルトリートメントです。アメリカ合衆国・北カリフォルニアの、壮大な景色の中にあるエサレン研究所で生まれました。ゆったりとした波のようなリズムの中で体の深部からほぐされてゆく施術です。深いレベルでのリラックスは、その人の自然治癒力を目覚めさせます。

 

※基本はオイルマッサージですが、やさしいタッチだけでなく(つつみこまれるような感覚を感じていただけます)、ダイナミックな動きもあり、体の奥深くの筋肉や筋膜にアプローチすると同時に心のブロックにも響き、心身の深いところからの変化をもたらすことも大きな目的のひとつ。

 

身体はそれ自身が深い叡智を持っています。そのことに気付くお手伝いをさせていただきます。

 

体と心は密接につながっています。ふだん意識していない体の細部と丁寧に向き合うことで体がほぐされ、同時に心もほぐされて楽になっていきます。

 

専門的になりますが、その背景を記しておきますね。

 

【エサレンボディーワークの発祥】

エサレンボディーワークは1960年代にアメリカ、カリフォルニア州のビックサーに設立されたエサレン研究所で生まれました。エサレン研究所は60年代初頭、ヒューマンポテンシャルムーブメントの最初のうねりが起こった場所としても有名です。研究所では心理学や哲学、人文科学、東洋思想などとともに身体への新しいアプローチも探求され、「体」は単に肉体としてだけでなく、そこには「感情」や「心」「記憶」、さらに「エネルギーの流れ」や「精神性」といったものが備わっているというアイディアを多くの人々と共に探ってきたのです。これらの人々の中には、世界的に有名な、ロルフィングのアイダ・ロルフ、トレガーアプローチのミルトン・トレガー、フェルデンクライスのモーシェ・フェルデンクライスなどの各ワークの創始者らが名を連ねています。

 

【心、体、スピリット】

今から約50年ほど前、アメリカではマッサージと言えば昔ながらのスウェディッシュマッサージを元にしたものが主流だったようですが、新たなアイディアを研究する事によってマッサージの手法や在り方を大きく変えたのがエサレンボディーワークだと言われています。従来行われていた、体を部分ごとにとらえるやり方や決まった手技を繰り返すだけのやり方ではなく、体をホリスティックにとらえ、統合感や心、体、スピリットのバランスを整えるアイディアが付け加えられました。さらには東洋の考え方から「経絡」「気」のアイディアを学び、人間の体を単なる肉体だけでなく、エネルギー体としてもとらえるようになっていったのです。現在、エサレンボディーワークを評する言葉はとても沢山あります。ゆったりとした浮遊感、波のリズム、瞑想的、深い、ダイナミックな、包み込むような、空間の広がり、癒し、芸術など様々です。その理由は、「何かに対して何かをする」のではなく、「共に在る」事を大切にしているからです。 その人と共に在る事、それはそのままその人にとって、今、ここに生きていることのよろこびを感じることにつながっていきます。

 

【多彩なテクニック】

エサレンボディーワークの手技は多彩です。体を揺らすロッキング、ダイナミックなストレッチ、深い筋肉をしっかりととらえるディープワーク、チャクラバランスや気の流れを意識するエネルギーワーク、統合感をもたらすロングストローク、各部組織や特定部位へのディーテールワークなど例を挙げれば切りがありません。それらの手技には前述の数多くのボディーワークのアイディアが織り交ぜられており、様々な状態や状況に合わせてのセッションを行う事を可能にします。クライアントはマッサージテーブルに横たわり、ドレープされ プラクティショナーの手が静かに動きはじめます。 心はここにあり、呼吸に耳を傾け、レシーバーが内へと落ちていけるようにします。 長くゆったりとした太極拳のようなストロークは気づきを呼び起こし タッチのあたたかさに組織がゆるんでいくのにつれコンタクトも深まり、 筋肉を少しずつ動かしていき、そして大きなムーブメントへとうつっていきます。 身体のすみずみまでリラックスした様子が続いていれば プラクティショナーは関連するエリアを統合するストロークでそれに応えます。 またプラクティショナーは、言葉に耳を傾けるのと同じように身体の声を聴くことを知っています。 ひとりひとりのセッションは個性があり、クライアントの要望、快適さの度合い、 身体的な緊張とリリース具合、直感に応じてデザインされます。 古い緊張のパターンが破られ、古い感情がリリースされることもよくあります。 それは自分の本質へ戻る合図であり、 日常の意識から、時間や場所といった制約を受けないおちついた、もっと彩り豊かなところ 「いつもと違ったリアリティ-」 へと移行する合図です。センサリーアウェアネス、スウェディッシュマッサージ、東洋医学, 瞑想、ゲシュタルトプラクティスから影響を受けたこの豊かなワークの源はつきることはありません。 アイダ・ロルフの教えやモーシェ・フェルデンクライスの神経系の調和、 ミルトン・トレガーの心を目覚めさせる受動的なムーブメント、 ヨガストレッチ、ソマティック身体心理学、よりエネルギーに重きをおいた ポラリティマッサージやクラニオセイクラルなどから取り込んだ深いワークの影響は今も成長しつづけています。 これらをプラクティショナーはそれぞれの芸術性の中に織りこんでいるのです。セッションで最も大切にしていることは クライアントひとりひとりが調和、尊敬、バランスの感覚を再び得て 内に在る癒しの源に気づくことができるように導くことです。

 

- EMBA認定ティーチャー Brita Ostrom

 

★エサレン研究所での写真

https://www.facebook.com/naomi.kawaguchi/media_set?set=a.4716277315974.2180057.1565702028&type=3

 

 

※エサレン研究所の紹介ビデオです。

bottom of page