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『本当の自分を感じるヨガ』

 

 体がカタいから・・・なんか宗教的な感じしてとっつきにくい・・・

ヨガにそんなイメージを持っている方はいらっしゃいませんか?

 

ヨガとは・・・

ヨガのルーツは、今をさかのぼること4〜5,000年前に古代インドではじまったと言われています。そして約2500年前、パタンジャリという人がヨガの原点となる書物「ヨーガ・スートラ」(今ではヨガの根本聖典となっています)を著しました。このなかでパタンジャリは、“ヨーガ チッタ ヴリティ ニローダハ“ ヨガは個別意識における動きの静止である、と述べています。ごくシンプルに、ヨガは心の動きを鎮めるためのもの、ともいえるかもしれません。

 

ヨガという言葉はサンスクリット語の「ユジュ」を語源とし「結ぶ、つなぐ」という意味です。この語義から、心と体を統合すること、バランスをとること、そして自己を調和のとれた状態に導くことが想起されます。

現代ヨガの父である故クリシュナマチャリア師の息子で導師でもあるデスカッチャー氏は「ヨガが目指すのは、ただひたすらに対象に心を傾けその状態を何にも妨げられることなく維持すること」であると言います。

ここで対象というのは、その人自身の中にある本来の叡智(真我、アートマン)、そしてこの宇宙にあまねく存在(超宇宙意識、ブラフマン)であり、ヨガを実践することでこれらと一体となることが究極の目的です。上のような書き方ですと、なにやら宗教めいた感じもしますが、ヨガの思想/体系は、科学的で、深く学べば学ぶほど、現代科学の解剖学、量子力学、心理学などにも通じるところがあって驚かされますが、まさに、ホリスティックな人間理解の方法ともいえます。

 

ヨガの実践は8支則、8つの部門があります。それは、

 

1.ヤマ(禁戒、すべての人に必要な道徳律)

→アヒンサ(非暴力・愛からの行動)、サティア(誠実・正直)、アスティーヤ(不盗)、ブラフマチャリヤ(無駄にエネルギーを浪費しないこと)、アプリグラハ(不貪)

 

2.ニヤマ(心の浄化のための勧戒)

→シャウチャ(清浄)サントーシャ(知足)、タパス(健康を保つ努力・精進)、スヴァディヤーヤ(自己学習・内省)、イシュヴァラ・プラニダーラ(自在神祈年、抗うことのできない全知の存在を受け入れること)

 

3.アーサナ(座法あるいは正姿勢と動作の訓練)

 

4.プラナヤマ(調気、呼吸のコントロール)

 

5.プラティヤハーラ(五感のコントロール、内的感情および外的対象による支配からの解放)

 

6.ダーラナー(一点集中)

 

7.ディヤーナ(静慮あるいは瞑想)

 

8.サマディー(三昧、至福、意識を越えた自体一如、観察者とその対象が完全に一体となること)

 

これらの実践全体がヨガです。

このひとつひとつに深い意味があり、その実践をしながら経験していくことでサマディーを体験することが究極の目的ですが、その過程で、健康な体、清々しい気持ち、繊細な生命の営みを感じられる、悩みや苦しみが減って心が軽くなるなど、さまざまなギフトが待っています。

ヨガとは、よりよく幸福に生きるための智慧でもあるといえます。

 

クラスでは、このうちのアーサナとプラナーヤマそして時にディヤーナを行います。

つまり、集中して体を動かし呼吸によって心と体そしてその奥にある本来の自己をつなげてゆきます。

 

以上でわかる通り、ヨガは体を反らしたり深く曲げたりとアクロバット的な動きのイメージが大きいかもしれませんが、それはヨガのほんの一部にすぎません。また、そのようなアサナは稼動域が大きい人ができることであり、決して無理をするものではありません。

 

アサナでは、自身の心を、そして、体のすみずみまでを繊細に感じているかが大切です。

心が迷うことなく、ぶれることなく、安定した快適さを感じていきます。

他の人と自分をくらべることで自分はダメだと思ったり優越感を感じるようではヨガとは離れたものとなってしまいます。かわりに、その人が素直でクリアな心でアサナに集中し、呼吸が楽に深くできている姿はとても美しいものです。

 

呼吸と深くつながり、丁寧に練習していきましょう。

 

大切にしたいのは、その人それぞれのペース。その人が、自分自身の心を体を感じてその声に耳を傾けられること。ヨガにはさまざまな流派がありますが、私が基本にしているのは、クリシュナマチャリア師の伝統スタイルをベースにし、体の構造にそった正確なアラインメント、厳密なヒマラヤアイアンガーヨガをベースにしています。)手足や頭や脊椎が、身体の構造上、正しい位置におかれることではじめて可動域が広がり、長年の歪みや癖が改善されていきます。ゆっくり確実に呼吸と動きをシンクロさせ心身の調和と安定の心地よさを感じながら、その人本来が持っている叡智とつながるよろこびを感じていきます。

 

島のリズムでゆったり深く島のエネルギーをたっぷり呼吸。

 

あらゆる命に感謝すること、自分を大切にすること、美しさに心動かされること、そして、全身の細胞がよろこぶ深呼吸。さらに自然の流れを手本とするタオの思想、2年間学んだ気功や太極拳も取り入れています。島で行うヨガには格別の気持ち良さがあります。

 

また、私自身、腰痛に悩まされた時期があり、息ができないくらいのぎっくり腰も2度経験しました。さまざまな整体をジプシーし、回復した経験から学んだ腰を痛めない体の使い方もお伝えしていきます。

 

すこやかな身体を育むこと。感じられる世界を広げること。その人らしさが100%輝くようにサポートできたら。 今まで経験してきたこと学んできたことを伝えられたらと思っています。

 

 

グル・クリシュナマチャリア師とKYMの愛する先生たち、スワミ・ラマと彼の弟子のマ・セーヴァとカマール、ハートオブヨガのマーク、ハワイのアヌサラヨガのパブロとダイアナそしてスキーター、ヒマラヤアイアンガーヨガのペドロ、ハタヨガのスシル、陰ヨガのジュンコさん・・・出会えた尊敬する美しい師に心から感謝。今もこれからもずっと修練中。

 

Lord Krisnamacharya

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